2020-01-01から1年間の記事一覧

梅原猛『美と宗教の発見 創造的日本文化論』

美と宗教の発見 創造的日本文化論 (講談社文庫)作者:梅原猛発売日: 2019/06/07メディア: Kindle版『新対話編』をきっかけにさらに興味の高まった梅原猛氏の著作を古書店で購入。梅原猛 『美と宗教の発見 創造的日本文化論』筑摩書房 1967年日本の文化の伝統…

多読三原則

普段の英語リーディングとは違った意識で、とにかく先に進むことを意識。 辞書は捨てる 分からないところは飛ばす 自分に合わないと思ったら投げる

『完本 哲学への回帰 人類の新しい文明観を求めて』

完本・哲学への回帰 人類の新しい文明観を求めて作者:稲盛 和夫,梅原 猛発売日: 2020/02/28メディア: 単行本 「アメリカ文明は正しいのか」「環境問題・進歩から循環の思想へ」「“働く意義”を利他の精神から考える」「日本人の道徳の復興」 稲盛和夫氏と梅原…

『公』

猪瀬直樹×石戸諭×速水健朗「日本の意思決定は変わらないのか――猪瀬直樹『公』刊行記念イベント」 shirasu.ioを見て読みたくなった本。 コロナ禍での日本の行政問題の根幹について考察。 残念ながら、昭和16年夏の敗戦の時代から同様の問題を抱え続けてしまっ…

『わたしを離さないで』の描写のスタンス

カズオ・イシグロ氏のインタビューより。『わたしを離さないで』で描かれている登場人物は、運命に対してあまりに受動的であるという指摘に対して、隷属と反逆の物語ではなく、人間は与えられた境遇をどこまで受け入れられるかということが魅力的だったとい…

2020年10月 積読リスト

ドストエフスキー 『貧しき人びと』 木村浩訳 新潮文庫 1969/2013年 カポーティ 『冷血』 佐々田雅子訳 新潮文庫 2005年 山田忠彰・小田部胤久編 『スタイルの詩学 倫理学と美学の交叉』 ナカニシヤ出版 2000年 村山斉 『宇宙は本当にひとつなのか 最新宇宙…

2020年9月 積読リスト

読書時は黙読ではなく音読のほうが脳が活性化され記憶にも残りやすいという記事を見て取り入れてみる。 確かに音読したほうが、頭がクリアな状態を維持できて、読後感も良い気がする。 ヴァルター・ベンヤミン、山口裕之編訳 『ベンヤミン・アンソロジー』 …

2020年8月 積読リスト

猪瀬直樹 『昭和十六年夏の敗戦』 中公文庫 2010年 猪瀬直樹 『日本国・不安の研究』 PHP 2020年 猪瀬直樹・東浩紀 『正義について考えよう』 扶桑社新書 2015年 石田英敬・東浩紀 『新記号論』 ゲンロン 2019年 東浩紀 『ゆるく考える』 河出書房新社 2019…

文春オンラインのインタビュー記事

人文系で興味深いものがいくつも掲載されているのを知ってブックマーク。東浩紀「コロナ禍で『リベラル』な知識人は『監視社会』を肯定してしまった」 bunshun.jp平成の大ベストセラー『国民の歴史』の西尾幹二が語る「保守と愛国物語への違和感」 bunshun.j…

黒田恭一さんの『クラシックのおすすめ いい音楽との出会い』

クラシックのおすすめ―いい音楽との出会い作者:黒田 恭一発売日: 1999/07/01メディア: 単行本(ソフトカバー)ドラクエのサントラのライナーノーツに素敵な文章を書かれていた黒田恭一さんの本。クラシック音楽もいろいろ聞いてみてはいるものの、知識なのか…

ドビュッシーのバッハ評より

興味深かったのでメモ。バッハには、音楽というものがそっくり全部含まれていますが、バッハは和声学の方式を軽蔑していました。本当ですとも。そんなものよりも、音響の自由なたわむれのほうが、彼には大事だったのです。平行し、交錯する音の曲線は、思い…

『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー』

特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー: ノーベル文学賞受賞記念講演作者:イシグロ,カズオ発売日: 2018/02/06メディア: 単行本カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞記念講演。 英和対訳版になっていて、生い立ちや執筆のスタンス、影響を受…

シャーロック・ホームズを発表順に読む

GWからシャーロック・ホームズシリーズの読書を開始。延原謙訳の新潮文庫版を原作の発表順に並べると以下のようになるので、この順番で読みすすめることに。 英語原文にも挑戦してみたい。 緋色の研究 四つの署名 シャーロック・ホームズの冒険 シャーロック…

未完成の中に追放されている(グリモー『幸せのレッスン』より)

文学先生の言葉より。 ボードレールはこんなふうに言っています。「詩によって、詩を通して、そして音楽によって、音楽を通して、魂は墓の背後に広がる燦然たる輝きにふときづくことができる」*1と。私たちは美しいものと出会ったときに涙を流しますが、ボー…

生きることを学ぶということ(グリモー『幸せのレッスン』より)

引き続き文学先生の言葉より。 生きることを学ぶということは、何よりもまず、人生を愛することを学ぶことです。愛するとはどういうことかをね。窓を開けてみてください。そこには空や海がある。そこから愛は流れるように入ってきます。そして十分に愛に浸か…

都響スペシャル「春休みの贈り物」

都響のみなさんが、自宅にいる人のために公開してくださっている演奏動画。 こちらのドラクエとジブリ特集の回がお気に入り。都響スペシャル「春休みの贈り物」 長く愛される名曲を《みんなで歌おう!》「さんぽ」や「君をのせて」は2番~3番まであまり聴か…

自分にないものを求め続ける(グリモー『幸せのレッスン』より)

先日に続いて、文学先生の言葉より。 「すでに知られていること」を理解したり、それを深めることに満足してはいけない。時がくればむしろ、知らない分野へと踏み出すべきなのです。技を習得する過程で各自がこうした強い思いもって取り組めば、自分が持って…

生きることを信じるということ(グリモー『幸せのレッスン』より)

ここ1年位はまっている、グリモーさんの本より。 気持ちを整えてモチベーションを維持するための言葉。 序盤に登場する文学先生の考え方が、自分の中に反省の気持ちを湧き起こすと同時にすっと入ってくる。 (...)生きることを信じるということは、それが持つ…

不安な気持ちを切り替える

勤め先もようやくリモートワークへ移行することに。時差出勤は先月から始めていたけれど、電車の込み具合がそれほど解消しているわけでもなく、常に感染のリスクを負い続けるのはボディーブローのようにメンタルに響いてきている。無症状で誰かに移している…

『The Art of Astoltia』

ドラゴンクエストX アートワークス The Art of Astoltia (SE-MOOK)発売日: 2020/02/03メディア: ムック8年続いているMMORPGドラゴンクエストXのアート画像集。イメージアート 個性的なキャラクターたち 世界の風景 世界を形成する品々という4部構成。解説…