3ヶ月かけた転居計画も一段落

10年住んだ部屋に別れを告げ、3月から新居での生活を開始。
昨年末の旧居の大掃除・不用品処分から始まり、部屋探し~引越し~手続き諸々~荷物開梱と、約3ヶ月かけた計画にようやく一段落つけた。

  • 南向きの最上階角部屋で、日当たりも風通しもよい。
  • RC造でコンクリートも分厚くかなり静か(バブル期のJA物件で、コンクリが分厚いらしい)
  • 隣も空き部屋で気兼ねなく暮らせる(気になるのは下の階の人が夜やってるエクササイズらしき振動くらい)
  • 駅までの距離が15分→7分に短縮。通勤時間もトータル15分ほど短縮され朝に余裕ができた。
  • 浴槽が広くなり、毎日ゆっくり風呂に浸かって疲れを取れる。
  • 書斎兼音楽室、書道用の和室と、集中して趣味に没頭できる部屋を確保できた。

シーリングライトは、リビングはNECの白色と暖色が段階的に切り替えられるものに。
書斎には日立のLEDシーリングライト[まなびのあかり]搭載タイプにした。
赤や青の成分が多くなってるそうで、確かにカラー写真とか美術の図版などがきれいに見える。

こちらから出す音が下階に迷惑にならないように、ピアノ用の防振マットを買い、さらにその上にコルクマットと、カーペット式のジョントマットを二重に載せた。タイプの違うものを重ねると防音・防振効果が高まるとのこと。

1200冊位の本も人文系や文学作品はほぼ本棚に格納できた。
あとは仕事部屋にビジネス書や資料等を収納するくらい。

4月からは、久々にピアノの先生探しをすることに。
Youtubeに演奏音源を上げたりもしているけど、発表会など人前で弾く機会も年に1~2回は得られるようにして、練習のモチベーションにしていきたい。

網の目のように広がる書物たち 『生きる哲学』を軸に

生きる哲学 (文春新書)

生きる哲学 (文春新書)

若松英輔氏によるこの書物では、哲学者だけでなく、詩人、芸術家、心理学者、皇后美智子様まで、一つの肩書では語れない14人の哲学を生きた人を中心に、その哲学に連なる人々が語り綴ったコトバが紹介されている。恥ずかしながら本書ではじめて知った人も多かったが、何か新しい出会いに恵まれたような気持ちにもなれた。

巻末のブックリストには「読者には、ぜひ本書でふれた原点に直接当たって「哲学」を実感して頂きたい」とある。若松氏の思想の軸(霊性)を参考にしながら読むことで、漠然と多読するよりも、強い連関を意識しながら世界を広げられると思う。また既読のものも、以前とは違った観点で再読することで見えてくるものもあると思う。

これらの書物を通して、いろいろな生きる哲学のコトバに触れていきたい。


序章 生きる 言葉と出会うということ

第一章 歩く 須賀敦子の道

第二章 彫る 舟越保武の「かたち」が照らす光

第三章 祈る 原民喜の心願

第四章 喪う 『論語』の哀しみ

第五章 聴く 志村ふくみと呼びかける色

第六章 見る 堀辰雄と風が告げる別れ

第七章 待つ リルケと詩が生まれるとき

第八章 感じる 神谷美恵子の静かな意思

第九章 目覚める 寄り添うブッダ

第十章 燃える 宮澤賢治と病身の妹トシ

第十一章 伝える フランクルが問う人生の意味

第十二章 認める 辰巳芳子と「いのち」

第十三章 読む 皇后と愛しみが架ける橋

終章 書く 井筒俊彦と「生きる哲学」

2018年10月に買った本