バッハ特集掲載の雑誌購入 『ムジカノーヴァ』『レコード芸術』2018年11月号

バッハ特集記事があったものを購入。
ムジカノーヴァは「インヴェンションのまえにバロック好きを育てよう」。

ムジカノーヴァ 2018年11月号

ムジカノーヴァ 2018年11月号

「水永牧子先生のチェンバロ講座」が面白い。2段鍵盤で音色や強弱を弾き分けたりできることや、フランスバロック時代の装飾音パターンなどについて解説されている。チェンバロを想定して書かれた曲には、チェンバロの理解が欠かせないという当たり前のことを再認識。そのうえでピアノを弾くときに注意すべきことも書かれていたのでメモ。

「ピアノでバロック作品を弾くと、ついペダルを使って、その響きにうっとりを感情を入れがちですが、それではバロック音楽の演奏ではなくなる危険性があります」
「装飾音は拍いっぱいまでゆっくり弾くと、優雅に聞こえます。アルペッジョのスピードにも様々なヴァリエーションがあることを知ってほしいですね。速いアルペッジョは、打楽器的な音、また、ゆっくりなアルペッジョは色気やけだるさなども表現できます」

レコード芸術の特集は、「生誕333年 J.S.バッハ演奏の100年ー録音で追う豊穣の世界」。

レコード芸術 2018年11月号

レコード芸術 2018年11月号

鈴木雅明氏へのバッハ遍歴インタビューや、年代ごと&演奏様式ごとのディスク紹介などが掲載されている。演奏史的に欠かせないディスクとして、まだ聞いたことのないCDも多数紹介されているので、いろいろ聴いてみたい。

リサイクルブック市

今日は年に一度中央図書館で開かれるリサイクルブック市へ。
(図書館の不要図書や市民からの寄贈本を無償提供してもらえるイベント)

1時間毎の入れ替えとなる五部制で、持ち帰りは一人5点までというもの。
受付開始は9時半からだったが、今朝は一週間の疲れも溜まっていてなかなか起きられず、第1部には行けなかった。

第2部に入ったが、やはり欲しいと思うものには出会えず。吉川幸次郎の中国古典関連、小林秀雄の批評、井上洋治の著作などがあったらと期待していたが、一冊も見つけられなかった。

以前行ったときは5冊に絞るのが難しかったが、やはりいいものは1部じゃないと手に入れられない。来年はまた朝イチで入れるようにしたい。

今回の戦利品

京大式カード

本を読んでいていいなと思った箇所を、一枚に収まる範囲で手書き。
個人的な引用集として蓄積中。
まだ数十枚だけれど、これがもっと溜まっていくと、感銘を受け自分の一部となった言葉の記録として楽しめると思う。