ECO-ETHICA

倫理学と英語の勉強を同時進行に進めるため、今道友信氏の『エコエティカ 生圏倫理学入門』の英語版 AN INTRODUCTION TO ECO-ETHICA を購入。

An Introduction to Eco-Ethica

An Introduction to Eco-Ethica

 
エコエティカ (講談社学術文庫)

エコエティカ (講談社学術文庫)

 

エコエティカという名前と問題意識の出発点

エコエティカとは、「人類の生息圏の規模で考える倫理」ということで、科学技術の連関から成る社会という新しい環境の中で、人間の直面するさまざまな新しい問題を含めて、人間の生き方を考えなおそうとする新しい哲学の一部門です。(p17)

倫理は従来、非常に重要な基本的な問題については宗教に支えられていましたが、宗教全体がこの高度技術社会の中で社会的勢力を失ってくるという傾向もあり、さらに人間一般の行動が機械に規制されていけばすむという状況が日常がしていますので、このままでゆくと倫理は空名になる恐れもあります。そうなると、倫理なき人間社会ができてしまいます。それでは道のない集まりになります。したがってエコロジカルな人間の変化にあたって、今までのエティカとはちがって、それを十分に意識したエティカを考えなければなるまいというわけで、わざわざ「エコエティカ eco-ethica」という名前をつけた次第です。(p24-25)

Eco-ethica refers to an ethics that encompasses our human habitat. It is one branch of an emerging philosophy aimed at rethinking how we live, including the various new issues facing the human race today, when society consists of a technology-mediated environment.

In the past ethics was backed by religion on truly crucial fundamental issues, but in today's highly technological society there is a tendency for religions as a whole to lose their social clout, and it has become common for the behaviour of people in general to be simply regulated by machines. If things continue like this, ethics runs the risk of turning into mere platitudes with no substance. The result would be a society devoid of ethical principles, an assemblage of individuals who had lost their way. There is a need to formulate an ethics that, unlike conventional ethica, is fully cognizant of the ecological changes facing humankind, which is why I came up with the term eco-ethica.

encompass 取り囲む、包含する
habitat 生息場所、住まい
emerge 出てくる、浮かび上がる
consists of ~ ~から成り立つ
mediated 仲裁する、調停する、媒体となる
clout (政治的な)権力、影響力
platitude 平凡な説、決まり文句
devoid of 欠けていて、なくて
assemblage 集団、集合
formulate 明確に述べる、公式化する
conventional 因習的な、紋切り型の
cognizant 認識して、知って

ピアノを再開したい

今年は久々に音楽への取り組みも再開したいと思い、ピアノ教室探しなどを始めています。一度市内の教室へ足を運んでお話させていただきましたが、自分のやりたいことを整理しきれておらず、今後の工程についてもはっきりとしたことを考えていなかったため、先生を困惑させてしまうだけで終わるという失敗をしてしまいました。なのであらためて自分の課題感をまとめて、それからレッスンしていただけるところを探したいと思います。

  • ピアノを触らない段階で楽譜を読み解いて、弾く準備をしっかりできるようにする
  • 楽譜についてきちんと勉強したことがなく、若干の苦手意識がある。音符は見えているけれども、それを読み解き音にするという作業までは着手できていない。楽曲分析の手法についても学ぶ必要がある。
  • 有名なクラシック曲はそれなりに馴染めるけれど、多くの場合曲を聴いてもルールの知らないスポーツを見ている時のような難しさを感じてしまう。音楽史の知識も取り入れながら、体系的にクラシック音楽を学びたい
  • 技術的なところでは指の独立や脱力といった物理的に重要な基本スキルを身につけたい。指と指の間を広げるトレーニングも必要

まずは下記参考書を揃えたので、予備知識としてしっかりインプット&モチベーションを上げていきたいと思います。

正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド

正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド

西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)

西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)

挑戦するピアニスト 独学の流儀

挑戦するピアニスト 独学の流儀

Web制作で使う単位

CSSでさまざまなサイズを指定する時は、単位を伴う数値を用いる。単位には相対単位*1と絶対単位*2の2種類がある。

相対単位

単位 読み方 サイズ
em エム 1em=1文字分の大きさ
ex エックスハイト 1ex=小文字のxの高さ
px ピクセル 1px=画面上の1ピクセル
% パーセント 親要素の長さに対して変化する
※親要素が100pxで子要素に50%指定したら50px表示になる
rem レム ルート要素の文字サイズを1とした時の倍率

絶対単位

単位 読み方 サイズ
mm ミリメートル 10mm=1cm
cm センチメートル 1cm=10mm
in インチ 1in=2.54cm
pt ポイント 72pt=1in
pc イカ 1pc=12pt

絶対単位(cmやメートルなど)はすべて一律のサイズで表示されるため、ディスプレイのような画面表示向けの単位には不向き。そのためWebでは相対単位が使われるのが主流。ただし印刷向けのCSSを作るときなどは使うことがある。

*1:指定の対象となる要素自身を囲む親要素やWebブラウザの環境に依存するもの

*2:ものさしで測ることが出来る単位