2021年10月~12月購入本

人文系 田中正人 『哲学用語図鑑』 プレジデント社 2015年 ∟概念の図解が役立つ 東浩紀 『哲学の誤配』 ゲンロン 2020年 ∟インタビュー2本と講演を収録。東氏の問題意識や考えがわかる本。『茨木のり子詩集 谷川俊太郎選』 岩波文庫 2014年 大岡信・谷川俊太…

社会人が読む高校参考書メモ

佐藤優氏の記事より、社会人が教養を磨き直すためのオススメ高校参考書をメモ。 教養を磨き直すには、まず高校の教科書や参考書を手に入れ、時間を見つけて読み直しましょう。 seishun.jp現代国語 現代国語の教科書は、文学はもちろん歴史や哲学、芸術といっ…

すぎやまこういち氏

すぎやまこういち氏逝去のニュース。 ドラクエ12の発表もあり、新作を楽しみにしていたので非常に残念かつ喪失感も大きい。子供の頃からドラクエのサントラを聴き続けてきたけれど、コンサートには行ったことがなく、一度すぎやま先生指揮を見ておけばよかっ…

相対音感の訓練

音のインターバル(間隔)を脳に覚えさせて耳コピ精度アップするための基礎メニュー。 ドを起点にオクターブを往復するというもの。 上り ドレ ドミ ドファ ドソ ドラ ドシ ドド 下り ドシ ドラ ドソ ドファ ドミ ドレ相対音感を鍛える練習 - ミュージックサロ…

資産運用を始める

喪主の仕事と相続手続とに忙殺されつつ、今更ながらファイナンシャル・プランニングの重要性を再認識。積立投資信託で少しずつ資産運用をしていくことにした。そのための情報収集と、証券会社の口座開設などをすすめる。手数料が0円だったり格安だったりする…

『ルネサンスの人間論 原典翻訳集』

ルネサンスの人間論―原典翻訳集 (1984年)作者:佐藤 三夫有信堂高文社Amazonコロナ禍があったり、身内に不幸があったりするなかで、ルネサンスの人文主義への興味が強まっている。 世の中にはいろいろな価値観と思考モデルがあり、それらを相対的に捉えようと…

『礒山雅随想集 神の降り立つ楽堂にて』 

礒山雅随想集 神の降り立つ楽堂にて作者:礒山 雅,森岡めぐみ(編著)アルテスパブリッシングAmazon大阪のクラシック音楽ホールいずみホールの音楽ディレクターを約30年にわたって務められた礒山氏のエッセイ・論考がまとめられたもの。第一部ではホールを基盤…

Youtubeの朗読動画

少し古い文学作品では時折読めない漢字が出てきて、調べるのも手間だったりするけれど、朗読動画を使ってその問題を解消。 倍速再生すると速聴にもなるので、毎日ちょっと時間を取って聞くようにしている。【全編朗読】夏目漱石『三四郎』 www.youtube.com

平川克美 『株式会社の世界史』

常見陽平さんの書評を見て興味を持ち購入。 圧巻の教養書だった。「株式会社学」の教科書である。これまでの400年、これからの100年をまさに総合的、俯瞰的に捉えたものだった。 新型コロナウイルスショックのことは、帯にしか書いていない。ただ、これくら…

中西進 『こころの日本文化史』

こころの日本文化史作者:中西 進発売日: 2011/05/26メディア: 単行本序章にて、日本の歴史は700年周期をもち、 紀元前3世紀(弥生時代)~紀元後5世紀:前古代 5~12世紀:古代 情の時代 12~19世紀:中世 知の時代 19~26世紀?:現代 意の時代 という分け…

脳を休ませる方法

forbesjapan.com より。 脳に限らず、なんとなく心が疲れていると感じる人は、まず起床時間をそろえることから実践してみてください。 就寝時間を揃えるのではなく、起床時間を平日も休日も揃えることが大事。 未知の状態が50パーセント、既知の状態が50パー…

緊急事態宣言延長によりコンサート中止

2月13日(土)→3月17日(水)に延期されていた「午後のクラシックいまこそシューベルト~希望の春へ~」は、緊急事態宣言延長により中止となった。3月13日(土)のてこなの森 木内邸音楽会vol.100 も中止となり、どちらも払い戻しとなった。 今月は聴きに行…

本2冊購入 『古事記』『カラー版西洋美術史』

西宮一民校注 『新潮日本古典集成 古事記』 新潮日本古典集成〈新装版〉 古事記 (新潮日本古典集成 新装版)発売日: 2014/10/29メディア: 単行本中村吉右衛門氏による朗読CDも出ていて、これは図書館で借りた。 河合隼雄氏による談話解説もついている。 高階…

日本のSFの古典的作品を短編から

コロナ禍での楽しみの一つに、日本のSFの古典的作品を短編から読んでいくことを追加。 文庫で手軽に読めるのがありがたい。筒井康隆 『時をかける少女』 (表紙は貞本義行さん)時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)作者:筒井 康隆発売日: 2006/05/25メディ…

地元開催のコンサート

オンラインもいいけど、生音も聞きたいので、近くで開かれるコンサートを予定に入れる。 ■午後のクラシック いまこそシューベルト~希望の春へ~|行徳文化ホール I&I https://www.tekona.net/gyotoku/event_detail.php?id=1273 開催日 2021年2月13日( 土…

東京シティ・フィルのドラゴンクエスト ジルベスターコンサート 

今年の年越しはこちらを視聴。 www.cityphil.jp 2020/12/31 (木) 22:00開演 ★ご視聴の方全員にオリジナルステッカーをプレゼントいたします。 ■会場:東京オペラシティ コンサートホール ■管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 ■指揮とお話:井…

梅原猛『美と宗教の発見 創造的日本文化論』

美と宗教の発見 創造的日本文化論 (講談社文庫)作者:梅原猛発売日: 2019/06/07メディア: Kindle版『新対話編』をきっかけにさらに興味の高まった梅原猛氏の著作を古書店で購入。梅原猛 『美と宗教の発見 創造的日本文化論』筑摩書房 1967年日本の文化の伝統…

多読三原則

普段の英語リーディングとは違った意識で、とにかく先に進むことを意識。 辞書は捨てる 分からないところは飛ばす 自分に合わないと思ったら投げる

『完本 哲学への回帰 人類の新しい文明観を求めて』

完本・哲学への回帰 人類の新しい文明観を求めて作者:稲盛 和夫,梅原 猛発売日: 2020/02/28メディア: 単行本 「アメリカ文明は正しいのか」「環境問題・進歩から循環の思想へ」「“働く意義”を利他の精神から考える」「日本人の道徳の復興」 稲盛和夫氏と梅原…

『公』

猪瀬直樹×石戸諭×速水健朗「日本の意思決定は変わらないのか――猪瀬直樹『公』刊行記念イベント」 shirasu.ioを見て読みたくなった本。 コロナ禍での日本の行政問題の根幹について考察。 残念ながら、昭和16年夏の敗戦の時代から同様の問題を抱え続けてしまっ…

『わたしを離さないで』の描写のスタンス

カズオ・イシグロ氏のインタビューより。『わたしを離さないで』で描かれている登場人物は、運命に対してあまりに受動的であるという指摘に対して、隷属と反逆の物語ではなく、人間は与えられた境遇をどこまで受け入れられるかということが魅力的だったとい…

2020年10月 積読リスト

ドストエフスキー 『貧しき人びと』 木村浩訳 新潮文庫 1969/2013年 カポーティ 『冷血』 佐々田雅子訳 新潮文庫 2005年 山田忠彰・小田部胤久編 『スタイルの詩学 倫理学と美学の交叉』 ナカニシヤ出版 2000年 村山斉 『宇宙は本当にひとつなのか 最新宇宙…

2020年9月 積読リスト

読書時は黙読ではなく音読のほうが脳が活性化され記憶にも残りやすいという記事を見て取り入れてみる。 確かに音読したほうが、頭がクリアな状態を維持できて、読後感も良い気がする。 ヴァルター・ベンヤミン、山口裕之編訳 『ベンヤミン・アンソロジー』 …

2020年8月 積読リスト

猪瀬直樹 『昭和十六年夏の敗戦』 中公文庫 2010年 猪瀬直樹 『日本国・不安の研究』 PHP 2020年 猪瀬直樹・東浩紀 『正義について考えよう』 扶桑社新書 2015年 石田英敬・東浩紀 『新記号論』 ゲンロン 2019年 東浩紀 『ゆるく考える』 河出書房新社 2019…

文春オンラインのインタビュー記事

人文系で興味深いものがいくつも掲載されているのを知ってブックマーク。東浩紀「コロナ禍で『リベラル』な知識人は『監視社会』を肯定してしまった」 bunshun.jp平成の大ベストセラー『国民の歴史』の西尾幹二が語る「保守と愛国物語への違和感」 bunshun.j…

黒田恭一さんの『クラシックのおすすめ いい音楽との出会い』

クラシックのおすすめ―いい音楽との出会い作者:黒田 恭一発売日: 1999/07/01メディア: 単行本(ソフトカバー)ドラクエのサントラのライナーノーツに素敵な文章を書かれていた黒田恭一さんの本。クラシック音楽もいろいろ聞いてみてはいるものの、知識なのか…

ドビュッシーのバッハ評より

興味深かったのでメモ。バッハには、音楽というものがそっくり全部含まれていますが、バッハは和声学の方式を軽蔑していました。本当ですとも。そんなものよりも、音響の自由なたわむれのほうが、彼には大事だったのです。平行し、交錯する音の曲線は、思い…

『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー』

特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー: ノーベル文学賞受賞記念講演作者:イシグロ,カズオ発売日: 2018/02/06メディア: 単行本カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞記念講演。 英和対訳版になっていて、生い立ちや執筆のスタンス、影響を受…

シャーロック・ホームズを発表順に読む

GWからシャーロック・ホームズシリーズの読書を開始。延原謙訳の新潮文庫版を原作の発表順に並べると以下のようになるので、この順番で読みすすめることに。 英語原文にも挑戦してみたい。 緋色の研究 四つの署名 シャーロック・ホームズの冒険 シャーロック…

未完成の中に追放されている(グリモー『幸せのレッスン』より)

文学先生の言葉より。 ボードレールはこんなふうに言っています。「詩によって、詩を通して、そして音楽によって、音楽を通して、魂は墓の背後に広がる燦然たる輝きにふときづくことができる」*1と。私たちは美しいものと出会ったときに涙を流しますが、ボー…